「後ろ、来い」
彼に手を引かれ、助手席から後部座席へ。
車内の狭さの中で、スカートはすぐにめくり上げられた。
背もたれに両手をついた姿勢のまま、
腰を後ろから掴まれて──
ぐちゅっ…ぬぷっ……
彼の熱いものが、ゆっくり奥へ入ってくる。
深く、もっと深く突かれるたび、
狭い座席がギシギシと軋んだ。
「おまえ…昨日から、ずっと濡れっぱなしじゃん」
太ももを伝う自分の熱で、
どれだけ感じているか、隠せなかった。
「やらしい身体になったな──
誰かに見られてるって、クセになった?」
彼の腰が奥まで沈み込むたび、
わたしの声が、自然に漏れていった。
助手席に座るだけで、
まだ奥がぬるっとしてるのがわかる。
シートに押しつけられて、
何度も奥まで擦られた感覚が、抜けないまま。
「外に音、漏れてたよ」
そう笑いながら挿れられた指が、
あのときのぐちゃぐちゃを、もう一度かき混ぜる。
朝の日差しの中、
わたしはまた、車の中で溺れていた。
胸元を隠した指の奥で、
彼女は少しだけうつむいていた。
顔を見られるのは平気でも、
じっと胸を見つめられるのは、
まだ慣れないみたいだった。
だから僕は、あえて何も言わず、
ただゆっくり、目線を落とした。