青森の海は
悲しい色やね
さようならをみんな
ここに捨てに来るから
どうも、ホーミータイトうたかたです。
大昔に別な店でドライバーをしていて、夏の息抜きにみんなで海BBQをした時の話。
宴もひとしきり盛り上がった頃合いで、僕は少し離れたベンチに腰掛けその騒ぎをぼーっと眺めていた。
そうすると後から女の子がひとりこちらへ歩みよって隣に座った。
彼女は陽キャでテンションこそ高めではなかったがパーリーピーポーだった。
彼女は内に秘めた悲しみや苦しみをポツリポツリとこぼし…そして泣いた。
「高くつきますけど、肩…貸しますよ」
冗談のつもりだったが、彼女は僕の肩に身体を預け…泣いた。
ただただ耳障りな騒ぎの音のなか、僕はぼーっと遠い海を眺めていた。
よく我慢したものだ。
してあげられることは限られている。
でも、僕らドライバーはすべての女の子の味方だ。
舐めさせろ