どうも、半外半中射精にハマっているうたかたです。
肩書上セールスマンだったりバーテンダーとして20年ほど接客業に就いて感じたことを話そう。
真心、おもてなしなど誠実さは大事だと感じる訳だ。
親身になってくれる、それがカスタマーにとっても安心感につながったり信用も育める。
ところが実際のところカスタマーに対しては話半分で聞いておくバランス感覚が必要だし、イエスマンばかりではなく時には制する場面も必要だと感じる。
僕がバーテンダーを辞める決断をしたのは、接客イップスになったからだ。
どんなお客様にも100%の情熱で向き合い、どんな些細な事でも寄り添って差し上げたかった。
しかし、それは思い上がりだったと気付かされた出来事がある。
病院で入院中だというお客様がひとりいらっしゃった。
抜け出してきた感じ。
「いやあ、もう長くないって言われてね…酒も先生に止められてるんだが、頼む…1杯くれないか?」
真実かどうかもわからないし、僕は悩んだ
結果は、一昔前のノンアルコール飲料の規定値を超えない程度…風味の豊かな酒を一滴だけ垂らしたカクテル。
最初のひとくちで味や匂いを印象づけられれば後はBarの雰囲気もあり錯覚して飲んでいただける。
「ありがとう」
もう1杯というオーダーはさすがにお断りさせていただき、お帰りいただいた。
酒飲みならほぼ酒ではないことに気付いただろう。
本当に感謝して頂いたならなおさら、僕はお客様を騙したことになる。
どちらにせよ、僕は嘘をつき騙すことしかできなかったわけだ。
できる事は限られている
僕はその後もスタンスを変えることができず、お客様の秘密…悩みやコンプレックス等を全身で受け止め続けた結果心が壊れイップスになった。
この業界も一緒だろう。
お客様は自分を奮い立たせる為にも嘘をつきあなたを褒めることもあるだろう。
もちろんガチ恋もありうる。
気持ちは受け取っても、心をいただいてはいけない。
良くも悪くも、話半分
この話も話半分、参考までに
舐めさせろ