まるで喜劇じゃないの ひとりでいい気になって
冷めかけたあの人に 意地をはってたなんて
ひとつ曲がり角 ひとつ間違えて
迷い道くねくね
どうも、迷ったら真っ直ぐを選ぶストレート男うたかたです。
ナビは便利だ。
大昔…カクテルコンペで赴いた八戸。
清々しいほどの惨敗で精神的ダメージはさほどみられなかったが、やれるだけやったそれまでの練習などを思い返しながら少しその場でひたった。
彼女と会う約束があったので帰り道を急ぐ。
途中、山を抜ければショートカットになるのではと灯りのない山道へ入った。
迷った。
あの当時にナビを使えていたら…あんな心細い思いをしなくてもよかったのかも知れないな。
約束の時間を大幅に過ぎても彼女は穏やかに労ってくれた。
「お疲れさま、おかえりなさい」
惨敗したし、心細かったし、優しく包みこんでくれたし、
僕はその夜、しこたま彼女を抱いた。
そうだな…誰か僕を導いてくれるナビになってくれ
舐めさせろ