トランク一つだけで浪漫飛行へ in the sky
飛びまわれこの my heart
どうも、ロマンと世迷い言は紙一重…うたかたです。
中学卒業時…小学校から共にバスケで闘ってきた友人達は地元の強豪校への進学を決めた。
僕はというと、ちょうど新設校ができるのでそこに決めた。
「ゼロからチームを作ってお前たちにきっと勝つから!
今度はライバルだ、高校で会おう!」
どこかのアニメみたいなロマンチックストーリーを夢見て、僕らは再会を誓った。
新設校第一期生ということで早速創部の申し出をした。
すでに女子バスケ部はできていたのでその顧問兼監督で青森市の社会人男子バスケチームでゴリゴリにプレイしているという先生に会いに行ったのだが…
「男子は強豪校があるしやってもつまらん」
「…っ!!!???」
食い下がったが結局創部は叶わず、あっけなく僕のロマンチックサクセスストーリーは終わりを告げた…いや始まってもいないか…
後に球技大会がバスケでエキシビションで先生チームと闘う機会があった。
ヒドいものだった…
例の先生はバスケ未経験の生徒をからかうようにもてあそんだ。我慢できなかった…
「ナイスファイト!後は僕がマッチアップするよ」
顔を赤らめてムキになっていたので本気だったのだろうが…雑魚過ぎた。
何もさせずボコボコにしてやった。
試合後にその先生の前に行きこう言い放った。
「先生だったらそりゃ強豪校にビビりますよね。中学レベルに何もできない辺り、センス全然ないんでもうバスケやめた方いいっスよ。あと、絶対忘れません」
僕は人のロマン、夢や目標を決してバカにしない。
そして僕も簡単にあきらめない…
こじらせまくっていてもね…
舐めさせろ