「動画、見てくれてありがとう」
そう書かれたDMが、朝の通知に並んでいた。
眠気が残る手で画面を開くと、
そこには“のぞいていた人”の言葉があった。
──「一枚だけでいい。顔は隠して。
あの時の…感じてた瞬間を、くれませんか?」
拒めなかった。
なぜかわたしは、鏡の前に立っていた。
スカートを膝までまくり、
パンツをずらして、
脚を少しだけ開いて、
カメラを構える。
「……これで、いいんだよね」
撮った瞬間、指の腹が濡れていた。
送信ボタンを押したあと、
脚を閉じられないまま、
じっと画面を見つめていた。
後部座席、脚を彼の肩に預けた体勢で、
腰を打ちつけられるたび、車内が揺れていた。
「んっ…あっ…っ、だめっ、そこ…深いのっ…!」
奥を擦るたびにぬるぬる音がして、
その音に、自分の声が重なる。
「おまえの中、ほんとぐちゃぐちゃ…っ」
彼がそう言いながら、乳首を指でぐりぐり押しつぶしてくる。
「んあっ…っ、やぁ…そんな、両方…っ」
腰を突き上げられながら、胸までいじられて、
わたしの身体はくねくねと跳ね続けた。
──そして、窓の外。
スマホのライトがうっすら光る。
“また来てる”のが、わかる。
「なぁ、こっち見ろ。
おまえのイく顔、ちゃんと見せてやれ」
「やっ…無理っ、見られながらなんて…っ」
「イケよ」
「んぁっ…っ、あああっ…っ、いっ…ちゃう…っ!!」
びくびくと痙攣する身体のまま、
奥の奥で受け止めながら、
わたしは、また、見られて絶頂した。