引っ越ししたばかりなのに、なかなか部屋が片付かない。
段ボールはまだそのまま。どこに何をしまえばいいのかも、なんだかしっくりこない。
「とりあえず置いたもの」が増えていって、気づけばどこから手をつけていいのか分からなくなる。
やらなきゃって思ってるのに、気づけばスマホを見てたり、ぼーっとしてたり。
時間だけが過ぎていく感じに、ちょっと自己嫌悪になったりして。
「普通はもっと早く片付くよね」「自分、だらしないのかな」
そんな風に思ってしまう瞬間もあるけど――
それ、全然おかしくないです。
引っ越しって、ただ“物を移動させる”だけじゃなくて、生活そのものを一度リセットして、また一から作り直すようなもの。
知らない景色、違う音、違う匂い。それだけで、心も体も思ってる以上に疲れてる。
だから、思うように動けなくなるのも自然なこと。
片付かないのは、やる気がないからじゃなくて、ちゃんと環境の変化に向き合ってる証拠。
むしろ、頑張ってる途中なんです。
全部を一気にやろうとすると、しんどくなって当たり前。
だからこそ、小さくていい。
今日は段ボールを1つだけ開ける。今日はキッチンだけ整える。今日はお気に入りのスペースを1ヶ所作る。
それだけで、十分すぎるくらい前に進んでる。
完璧な部屋じゃなくていいし、誰かに見せるための部屋じゃなくていい。
自分が少しでもホッとできる場所が増えていけば、それでちゃんと「暮らし」になっていく。
最初は落ち着かなかった空間も、少しずつ“自分の匂い”がしてくる。
そうなった時、「あ、ちゃんと馴染んできてるな」って気づくから。
焦らなくて大丈夫。
今感じてるモヤモヤも、疲れも、迷いも、
全部、新しいスタートの途中にあるもの。
ちゃんと前に進んでる証拠だから。