助手席に座るだけで、
まだ奥がぬるっとしてるのがわかる。
シートに押しつけられて、
何度も奥まで擦られた感覚が、抜けないまま。
「外に音、漏れてたよ」
そう笑いながら挿れられた指が、
あのときのぐちゃぐちゃを、もう一度かき混ぜる。
朝の日差しの中、
わたしはまた、車の中で溺れていた。
助手席に座るだけで、
まだ奥がぬるっとしてるのがわかる。
シートに押しつけられて、
何度も奥まで擦られた感覚が、抜けないまま。
「外に音、漏れてたよ」
そう笑いながら挿れられた指が、
あのときのぐちゃぐちゃを、もう一度かき混ぜる。
朝の日差しの中、
わたしはまた、車の中で溺れていた。