宮城県/デリヘル

『夜間飛行 60分¥10,000』

2025.09.03.水
後半

ぱんっ、ぱんっと尻がぶつかる乾いた音と、ぐちゅぐちゅと濡れた水音が重なり合う。

女の声はもう抑えられず、吐息とともに甘く溶けだしていく。

「だめ……こんなに外で……っ」

それでも腰は自ら擦り寄り、深みを欲しがっている。

俺は髪を掴み、さらに角度を変えて突き上げた。

「ひぁっ……! そこ……!」

女の腰が痙攣し、奥から粘液が溢れる。

ぴちゃっ、ぴちゃっと液体が飛び散り、腿を濡らした。

限界は早く訪れた。

女が背を弓なりに反らし、絶頂に溺れると同時に、俺も腰の奥で爆ぜた。

びゅくっ、と熱が溢れ、押し流されるように女の中へ注ぎ込む。

「……っああああ……!」

女は声を抑えることなく、夜の森に甘い悲鳴を散らした。

二人、肩で荒く息をしながら、木に凭れたまま動けなくなる。

汗と草いきれ、そして交わった匂いが鼻を満たす。

「……旦那に顔向けできないね」

女がつぶやく。

「いいや、今は俺の女だ」

俺は抜かずに抱きしめ、髪に唇を押し当てた。

女の身体はまだ小刻みに震えていた。

しかし俺の下腹では、再び熱が膨れ上がり始めている。

抜こうとすれば、ぬちゅっと音を立てて絡みつき、離れようとしない。

女も気づいたのだろう。

恥じらいに頬を染めながら、震える声で囁いた。

「……まだ、するの……?」

俺は無言で腰を押しつけた。

森の静寂がふたたび破られる――二回戦の始まりを告げるように。

(完)

投稿日:2025.09.03(水)16:13:17
16
17
18
19
20