宮城県/デリヘル

『夜間飛行 60分¥10,000』

2025.06.03.火
「気づいた手」

「……続きを、知りたいって言ってたよね?」

小さな会議室のソファに座らされ、返事もできないまま彼の視線が落ちてくる。

わたしの膝に置かれた手が、じんわりと熱を伝えてくる。

そのまま、ゆっくりと、腿の内側に──。

押し返すような力も、もう残っていなかった。

見つめられながら、その指先が布の上から触れてくる。

重ねるように、探るように、

生地越しでも、どこに何があるかを、彼はもう知っているようだった。

──どうして、あなたがこんなふうに。

そう思いながら、身体の奥では別の反応が芽を出していた。

「……ここ、やっぱり、濡れてるんですね」

耳元に落ちる声。

その瞬間、心まで読まれてしまったようで、わたしは瞳を閉じた。

羞恥と高揚が溶け合う。

投稿で見せてしまった「わたし」の一部。

それを現実に引き出されていくような、この感覚──。

投稿日:2025.06.03(火)11:53:30
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