宮城県/デリヘル

『奥様メモリアル』

2025.01.03.金
お布団まで待てないかも



夜の静けさが、深く濃く降りてくる時間。
窓の外では、冷たい風がガラスを撫でるように吹いているけれど、部屋の中はまるで別世界。

「…あ、もうダメかも。」
小さく呟いたその声が、空気を震わせた。

毛布を肩にかけたまま、私はベッドの端に腰を下ろす。
冷たい床の感触と、毛布の中に閉じ込めた温もりが交互に肌を刺激してくる。
ふと、手元にあったクッションを抱き寄せると、柔らかさに自然と指が沈んだ。

「ん…」
無意識に力が入ってしまう。
その感触が、まるで誰かの手のように思えて、胸がじんわりと熱くなる。

毛布の中で足先がこすれる音、クッションに触れる指先が擦れる音。
「シュ…シュ…」
小さな音が、耳に心地よく響いてくる。

耐えられない。
お布団まで待てるはずがない。
指先が毛布の中を探るように滑り、体に沿わせるたびに、自分の吐息が熱を帯びていく。

「はぁ…」
思わず漏れた息が、部屋の中に響いた。
その音が自分のものだと気づいた瞬間、心臓が早鐘のように鳴り始める。

布団の中に潜り込むと、今度はその温かさが全身を包み込む。
「くすぐったい…」
肌を撫でる布の感触が、どこか甘く感じられる。

「もう…無理。」
そっと目を閉じると、想像の中で誰かの手が私を包み込むような感覚が広がる。
その手が髪を撫で、肩に触れ、そっと耳元に近づいてきて…

「おやすみなさい❤」
その一言を残して、私は毛布の中で小さく丸くなった。
きっと夢の中で、続きを楽しめるはず。

今日も1日ありがとうございました

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投稿日:2025.01.03(金)00:15:18
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