秋田県/デリヘル

『ハートムーン横手』

2025.09.09.火
ドッサリまわるぜ2025

「ひさかたの……」とかけまして「落語の導入部」と解きます。その心は、どちらも「枕」でしょう(※1)。

はい、こんばんは。満光亭しずかです。

本日も、一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました✨️

さて、ワタクシ、休暇中に推しの落語家さんである、春風亭一之輔さんの独演会に行ってきました。良かった。いやあ、良かった。

私はまず、一之輔さんの佇まいが好き。粋で良い男。

元々、大声を出して勢いで押し切る笑いが好きではないのもありますが、一之輔さんのあの、斜に構えた、ぬらりひょんとした佇まい。ダウナーでありながら愛嬌もある話し口調がとても好き。あと、彼は声がいい。これは理屈抜きで大事。

落語家という生業について「利口は選ばぬ仕事ですが、馬鹿ではできない仕事です」と話してらしたのが、とっても粋だったなぁ。 

私に落語の楽しみ方を教えてくれた立川談志は「落語は人間の業の肯定」と言いました。

人間には、善い・悪いの他に「しょうがない」ってのがありまして。

人間のダメな部分、弱い部分、みっともない部分、しょうがない部分。そこを肯定していくのが落語。人間の最も人間らしい部分を肯定するのが落語です。

「いいんだぜ」を歌った中島らもが、一時期、新作落語に傾倒していたのも肯けます。

私は廓噺が好きなんだけど、男と女って、何百年前でも、何百年立っても、どうしようもないもんだな、って親近感湧くから好きなんだ。

一之輔さん、山形では「明烏」をやったそうですね。山形で観れた方々、羨ましい。

因みに、私が一番好きな廓噺は「お見立て」です。


(※1 和歌で良く使われる枕詞)
投稿日:2025.09.09(火)01:15:10
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