ユリは激怒した。



必ず、画竜点睛を欠く己の心を除かなければならぬと決意した。


ユリには忘れ物をしていることに気付かぬ。



ユリはパルコの平凡なキャストである。



日記書き、茨城小名浜男児と遊びながら暮らしてきた。





けれども

忘れ物に対しては人一倍鈍感であった。





今日未明、ユリは桜町パルコを出発し
野を超えず山を越えず
少しだけ離れたこの寮にやってきた。








(走れメロスの冒頭風に書いてみた)















はい。走った理由。








また下着を忘れました。




また、忘れました。



というか、着替え忘れ。




朝ね、シャワーを浴びて
一旦普通のパンツを履きます。


なぜかというと、Tバックが苦手だから。


お部屋に入ってから
Tバックに履き替えるんだけど


その、Tバックを忘れて
寮まで全力ダッシュ。



口
周東超えた。(気持ちだけ)



盗塁並みの必死さで
コートを羽織るのを忘れて長袖一枚で
めちゃくちゃ走りました。



あぁ、わたし

フォーム大丈夫かな？

(こう見えて元陸上部)




そう思いながら
めちゃくちゃ走りました。





実はね、一昨年の夏かな？


その時期にも桜町を駆け抜けたの。





出勤時間1時間間違えて


呑気に撮影部屋で自撮りしていて。





あの時のことは忘れもしない。



時間なさすぎて
私服のまま仲良し様の前に登場したの。




Tシャツにスキニー姿。






再び桜町を全力で駆け抜けることになるとは。





早めに到着する派でよかった。











走れ、ゆり。





私はパルコに在籍中



何回桜町と小名浜をを駆け抜けるのでしょうか。





あのー



見かけたら
箱根駅伝並みに応援してもらっていいですか？