夜中なのでちょっと怖い（？）スポットの紹介をしにきました👻

前回の日記には実は続きがあって、スズメバチに襲われそうになる夢を見て『最近温泉でハチっぽいのによく遭遇するし、温泉の脱衣所でお腹刺されてすっごい痛かったし、ハチ運来てるなぁ』と思った私は紫波の陣ヶ岡にある「蜂神社」に行ったのでした🐝


この陣ヶ岡、名前の由来がすごいんです。

岩手の歴史に名を残したそうそうたるメンバーが、みーんなこの丘に陣取ったからそういう名前になりました。

蝦夷征討の「坂上田村麻呂」
前九年の役の「源義家」
奥州藤原氏倒しの「源頼朝」
高水寺城攻略する時の「南部信直」
九戸政実の乱討伐の「蒲生氏郷」

一番最初はヤマトタケルノミコトまでこの陣ヶ岡で野営したという😳


とんでもスポットでした。

上記以外の侵略者もここで陣取っています。

みんな勝者なので、ここに陣取れば勝てちゃう不思議なパワーがあるんでしょう多分。


さて、蜂神社と陣ヶ岡を散策していると、手描きの地図に「泰衡首洗い井戸跡」という文字とイラストが描き込まれていました。

蜂神社から未舗装の道を車でちょーっと行くと、写真の井戸があるんです。


“泰衡”というのは、奥州藤原氏4代目で、最後の奥州藤原氏です。

頼朝に攻められた泰衡は命からがら逃げ出して、北の方にいる家臣の元に行くんだけど、無念にもその家臣に裏切られて首をはねられてしまう。

反逆の家臣はご褒美を貰いに頼朝に首を持っていくと、首はデッカい釘を打ち込まれ晒されて、その裏切り家臣はその場で処刑。

ご褒美どころか、見せしめに命を奪われちゃった家臣くんは令和にタイムスリップしてNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見るべき。

「頼朝は誰でも殺すサイコパス」って知ってればきっとそんなことにはならなかったよ。


で、家臣に裏切られて首を切られた泰衡の首を洗った井戸というのがこの写真なんです。

どうです、「あなくちおしや…」って聞こえてきませんか。


ちなみに私は現場にいても何も聞こえてこなかったです。

濁ってはいるものの、しっかり水をたたえていて、まだ井戸として存在してることに感動しました。

でも、自分が泰衡の立場だったら、自分がピンチの時に頼りにしてた部下に裏切られて殺されて、それで褒美をもらおうとされた日にゃあ死んでも死にきれないし恨んでも恨みきれないと思うの。

冷静に考えたらとっても怖いスポットなんじゃないかと思います…👻

でも奥州藤原氏は私のような小物と違って器がデッカいので、そんな家臣も許してさっさと成仏してるんですよたぶん☺️

怨念感なかったし☺️


そんな泰衡に思いを馳せたその日の夜、「ハス見に行きたいな〜🪷」と思ったら、中尊寺のハスの種は4代目の泰衡の首と一緒に眠っていたものと知り、これは行かなきゃだね🪷と思ったわけなのでした☺️

待ってろ泰衡！🪷