続きたまきはね勝手な想像で中年の酔っぱらいの男たちがばか騒ぎしてらんだと思っていたんだよねしたらばさ中にいたのは中年といいますか見た目70代後半のおじさんというかお爺ちゃんなんですけどもやってることは若者なんですねマイク片手に大熱唱してるおじさんそれに合いの手を入れたり囃し立てるおじさん元気いっぱいすぎる!(笑)そして何故か泣いてるおじさんそれらを時にはハモってあげたり時にはなだめてあげたりとこの酔っ払いおじさんらをまとめ上げる熟女ママもうわちゃくちゃしていてたまきが入室したことすら気づかれていない(笑)たまきも負けじと 「お邪魔しますよ~!!!」どでかい声で叫んでおじさんとおじさんの間の席にどっかり座ってやってますね~!!!(指差す)おーおーお上手お上手!!!!(拍手)いえ~~~い!!!(ダブルピース)てきとーに声をかけてハイタッチして仲間にいれてもらうスナックとか飲み屋は初体験ですけれどもおじさんの扱いは任せてください(笑)ようやくたまきの存在を認知してくれたおじさんらはおおよく来てくれた!と一人ずつ固い握手を求められるもんだからどーもどーも!と選挙活動の議員さんのように両手で固い握手を交わしましたね酔っ払いの音痴おじさんっておもしれえなあ初対面でもすぐに意気投合してくれるたまきのこと何故だかゴマキチャンとかあだ名をつけ(ゴマキチャンの名誉のため言っておくがたまきはゴマキチャンに似ても似つかないぞ)もうねさあ飲めさあ歌え今夜は宴じゃあ!!とこうくるわけでありますたまきももうここに足を踏み入れたからにはおじさんらのあほにとことんつきあったるどー!って気合い入れてさジョッキのチューハイをぐぐいっと流し込み長渕さんの逆流をね大熱唱しましたよたまきもおじさんらに負けないほどの音痴だから人前で歌うことってまずないんだけどねこの初対面のおじさんらについつい解放してしまったわ(笑)もうね歌というか叫びながらあんまり感極まっていつのまにか笑いながら泣いてるんですよもう楽しくて楽しくて面白くて面白くて最高に気持ちいいんですよねおじさんらもママもみんなして一緒に歌って囃し立ててくれるもんだからふと一瞬長渕さんになりきって長渕さんがファンに囲まれて唄ってるときの気持ちがねわかったような気がしたような気がしたような気がしたんだよね全部気がしただけであって気のせいなんだけどねそれはそうとおじさんらさらにヒートアップして盛り上がっちゃって「この歌な~んだ?」「だあれの歌かな~?」「知ってるわげねべな~(笑)」こうたまきをおちょくってくるわけであります昭和歌謡曲大好きなたまきもさすがにわからず降参すると「たま・おき ひ・ろ・し(ハート)」たまきはふと玉置浩二じゃねえの?危うくフツーに突っ込むとこでした酔っ払いのくだらんジョークに付き合ってやりますよ「た・ま・お・き さん?」するとすかさず酔っ払い「この玉じゃねえよ!」股間に手をあてゲラゲラ笑い出すママが「これ!あんたたちの玉はもう使いモンにならんでしょ!ったく学生さんの前でやめなさいっての!」こりゃ失敬!でもまだ使えると思うんだけどなと小声で言いつつ舌をペロッと出して少年みたいに笑うおじさんがもう可愛いくて可愛くて(笑)何よりここでも学生さん扱いとは悪い気しないね(笑)おじさんらはまだまだ元気たまきとデュエットしようだのなんだの言うんだよママさえいなければデュエットの続きはベッドの上でとかなんとか下ネタぶっ込みたかったけれどまだいくらか理性はあったんだね(笑)そんなこんなで楽しんでいたらあっという間に日付が変わる0時でお店が閉まっちゃうもんでママが「あんたたち! ゴマキチャンを最後までちゃんと面倒みてやんなさいよ! 変なまねすんじゃないよ!」「ゴマキチャン、このおじさんたち、悪い人じゃないから安心しなね」ママの一喝を背におじさんに手を引かれて隣の古びたテナントビルの二階のスナックへハシゴビルの薄暗いクモの巣だらけの階段の踊り場で酒でベロベロのおじさん下心丸出しだなあたまきの手を撫でるも撫でる(笑)可愛い可愛いとあたまも撫でる撫でる(笑)酔っ払いおじさんは目もあたまもイカれてるからほんとに有難いたまきはこのおじさんに身を委ねたいと思ったんですけれどもこのおじさんは最終電車で帰ることになっているしたまきも反対方向へ最終電車で帰ることになっている残念だけどおじさんの目を見ながら両手をたまきの両手で包んでぎゅーとして腕に抱きついてまたいつか一緒に飲んでくださいね!そう社交辞令の口約束して別れましたいやあほんとうに楽しかった!ほんとうに楽しかった!約束とかしてるんじゃなくたまたまのご縁で出会えて行きずりで楽しめるっていいなぁいいよおそらくもう会えない人なんですよ儚いねえ尊いなあたまきこういうの大っ好きだよまあ、そうそうこんなことできないんだけどもね読んでくれてるおじさんへおじさんとも行きずりで会ってみたいしそこでなにかしらのふれあいを楽しみたいよねおじさん絶対会おうよね絶対の約束だよ絶対なんだからね分
続き
たまきはね勝手な想像で
中年の酔っぱらいの男たちがばか騒ぎしてらんだと思っていたんだよね
したらばさ
中にいたのは
中年といいますか
見た目70代後半のおじさんというかお爺ちゃんなんですけども
やってることは若者なんですね
マイク片手に大熱唱してるおじさん
それに合いの手を入れたり囃し立てるおじさん
元気いっぱいすぎる!(笑)
そして何故か泣いてるおじさん
それらを時にはハモってあげたり時にはなだめてあげたりと
この酔っ払いおじさんらをまとめ上げる熟女ママ
もうわちゃくちゃしていて
たまきが入室したことすら気づかれていない(笑)
たまきも負けじと
「お邪魔しますよ~!!!」
どでかい声で叫んで
おじさんとおじさんの間の席にどっかり座って
やってますね~!!!(指差す)
おーおーお上手お上手!!!!(拍手)
いえ~~~い!!!(ダブルピース)
てきとーに声をかけてハイタッチして仲間にいれてもらう
スナックとか飲み屋は初体験ですけれども
おじさんの扱いは任せてください(笑)
ようやくたまきの存在を認知してくれたおじさんらは
おおよく来てくれた!と
一人ずつ固い握手を求められるもんだから
どーもどーも!と
選挙活動の議員さんのように
両手で固い握手を交わしましたね
酔っ払いの音痴おじさんって
おもしれえなあ
初対面でもすぐに意気投合してくれる
たまきのこと何故だか
ゴマキチャンとかあだ名をつけ
(ゴマキチャンの名誉のため言っておくがたまきはゴマキチャンに似ても似つかないぞ)
もうね
さあ飲め
さあ歌え
今夜は宴じゃあ!!
とこうくるわけであります
たまきももうここに足を踏み入れたからには
おじさんらのあほにとことんつきあったるどー!
って気合い入れてさ
ジョッキのチューハイをぐぐいっと流し込み
長渕さんの逆流をね
大熱唱しましたよ
たまきもおじさんらに負けないほどの音痴だから
人前で歌うことってまずないんだけどね
この初対面のおじさんらについつい解放してしまったわ(笑)
もうね
歌というか叫びながら
あんまり感極まって
いつのまにか笑いながら泣いてるんですよ
もう楽しくて楽しくて
面白くて面白くて
最高に気持ちいいんですよね
おじさんらもママもみんなして一緒に歌って囃し立ててくれるもんだから
ふと一瞬
長渕さんになりきって
長渕さんがファンに囲まれて唄ってるときの気持ちがね
わかったような気がしたような気がしたような気がしたんだよね
全部気がしただけであって
気のせいなんだけどね
それはそうと
おじさんらさらにヒートアップして盛り上がっちゃって
「この歌な~んだ?」
「だあれの歌かな~?」
「知ってるわげねべな~(笑)」
こうたまきをおちょくってくるわけであります
昭和歌謡曲大好きなたまきもさすがにわからず降参すると
「たま・おき ひ・ろ・し(ハート)」
たまきはふと
玉置浩二じゃねえの?
危うくフツーに突っ込むとこでした
酔っ払いのくだらんジョークに付き合ってやりますよ
「た・ま・お・き さん?」
するとすかさず酔っ払い
「この玉じゃねえよ!」
股間に手をあてゲラゲラ笑い出す
ママが
「これ!あんたたちの玉はもう使いモンにならんでしょ!
ったく学生さんの前でやめなさいっての!」
こりゃ失敬!
でもまだ使えると思うんだけどなと小声で言いつつ
舌をペロッと出して少年みたいに笑うおじさんが
もう可愛いくて可愛くて(笑)
何よりここでも学生さん扱いとは
悪い気しないね(笑)
おじさんらはまだまだ元気
たまきとデュエットしようだのなんだの言うんだよ
ママさえいなければ
デュエットの続きはベッドの上でとかなんとか
下ネタぶっ込みたかったけれど
まだいくらか理性はあったんだね(笑)
そんなこんなで楽しんでいたらあっという間に日付が変わる
0時でお店が閉まっちゃうもんで
ママが
「あんたたち!
ゴマキチャンを最後までちゃんと面倒みてやんなさいよ!
変なまねすんじゃないよ!」
「ゴマキチャン、このおじさんたち、悪い人じゃないから安心しなね」
ママの一喝を背に
おじさんに手を引かれて隣の古びたテナントビルの二階のスナックへハシゴ
ビルの薄暗いクモの巣だらけの階段の踊り場で
酒でベロベロのおじさん
下心丸出しだなあ
たまきの手を撫でるも撫でる(笑)
可愛い可愛いとあたまも撫でる撫でる(笑)
酔っ払いおじさんは目もあたまもイカれてるから
ほんとに有難い
たまきはこのおじさんに身を委ねたいと思ったんですけれども
このおじさんは最終電車で帰ることになっているし
たまきも反対方向へ最終電車で帰ることになっている
残念だけどおじさんの目を見ながら両手をたまきの両手で包んでぎゅーとして
腕に抱きついて
またいつか一緒に飲んでくださいね!
そう社交辞令の口約束して別れました
いやあ
ほんとうに楽しかった!
ほんとうに楽しかった!
約束とかしてるんじゃなく
たまたまのご縁で出会えて
行きずりで楽しめるって
いいなぁいいよ
おそらくもう会えない人なんですよ
儚いねえ
尊いなあ
たまきこういうの大っ好きだよ
まあ、そうそうこんなことできないんだけどもね
読んでくれてるおじさんへ
おじさんとも行きずりで会ってみたいし
そこでなにかしらのふれあいを楽しみたいよ
ね
おじさん
絶対
会おうよね
絶対の約束だよ
絶対なんだからね
分