こんばんは✨シズカです🎥

本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました🤗💕

ワタクシが個人的に偏愛してやまない作品について不定期に語る、シズカンヌ映画祭。今回は、完全に自分の趣味で選んだ作品を10作、チョイスしてみました。ベスト10と銘打ってはいますが、同率一位みたいなもんです。悪しからず。



🎥⑥「フレンチ・ディスパッチ」
映像美職人ウェス・アンダーソンは一作入れておこうと思いまして。

今作は「フレンチ・ディスパッチ」という雑誌の最終号の編集作業を軸に、掲載記事の内容が劇中劇として再現される、という入れ子式になっています。

ちょっとユニークな構成ですが、隅々まで行き届いた映像美へのこだわりは、いつものアンダーソン節が健在で、映像表現の醍醐味を体感できる傑作。

「たぶん、この人、ゴダールとかジャック・タチとか好きなんやろなぁ」と感じさせる、全てのものがあるべき位置にある、配置と配色へのこだわり。全てのシーンが絵葉書にできそうなほどスタイリッシュ。

見ていて目が楽しい。目が飽きる暇がないんです。

「スナッチ」での存在感で、一気にファンになったベニチオ・デル・トロ、途中まで彼だとわかんなかった!

グッジョブ！役作り！

シモーヌとローゼンターラーのエピソードが一番好きだなぁ。

デル・トロ以外も、ビル・マーレイにオーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォーにエドワード・ノートンと言った、アンダーソン組のスタメンに加え、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、往年の名女優フランシス・マクドーマンドに期待の新人ティモシー・シャラメと、個性派かつ実力派で固めている磐石の布陣。

もう、キャスティング見ただけでヨダレが出ちゃいそうなほど豪華!


ウェス・アンダーソンの暫定マイ・ベストは「グランド・ブダペスト・ホテル」だったのですが「フレンチ・ディスパッチ」で更新されました。

チャップリンの言葉を借りて言うなら「最新作が最高傑作」を達成していると思います。