カメラ越しの視線が、
肌の奥まで染み込んできた気がした。
終わったあと、
うつ伏せのままスマホを見つめていたら、
DMが届いていた。
「乳首が痙攣してたの、画面越しにも見えました。
最後の吐息が、一番きれいでした」
読むたびに、
また脚の奥が熱くなっていくのを
止められなかった。
彼のスマホのカメラがONになった瞬間、
部屋の空気が変わった。
わたしはソファの上に膝をついたまま、
後ろから腰を引き寄せられて、
下着を片脚だけに引っかけた状態で晒されていた。
「全部、見せてやれよ」
彼が低く言って、
乳首を引っ張りながら奥まで沈んでくる。
ずちゅっ、ぬちゅっ、ぱんっ…
肉がぶつかるたび、
揺れる胸も、開かれたお尻も、
スマホのカメラの向こうに晒されていた。
わたしは何も言えないまま、
ただ唇を噛んで、
濡れた音を聞かせていた。
「今度は…声だけじゃなくて、
少しだけ、姿を見せてもらえませんか」
スマホに届いた文字を見て、
身体が少しだけ強ばった。
何も返せないまま、
そのままスマホを、彼に差し出した。
彼は無言でスクロールして、
わたしの脚の間に視線を落としたまま、言った。
「──今日は、映してやるよ」