おはようございます🌞
10:00から出勤になります🥰
連休最後、
小説みたいにいちゃいちゃしませんか🥰?
【後編】中年夫婦の温泉旅行 ― 二人きりの再会
湯船から上がると、体は火照り、肌に夜風が心地よい。
妻の浴衣の胸元が緩み、濡れた髪から滴る雫が鎖骨を伝って落ちていく。
「ねえ……部屋に戻ろうか」
その囁きに導かれ、畳の部屋へ。
布団の上、浴衣をはだけた妻は頬を赤らめ、視線を逸らす。
「……まるで新婚旅行みたいね」
その言葉が、俺の中の何かを解き放った。
重なり合うたび、ぱんっ、ぱんっと布団を打つ音。
それに混ざるのは、ぬちゅっ、ぐちゅっという湿った響き。
畳にしみ込むように広がる音に、妻は恥ずかしそうに顔を覆った。
「やだ……こんなに音が……」
だが足は俺の背に絡み、逃げる気配はない。
「昔より……奥まで来てる……」
潤んだ瞳で囁く声。
二十数年分の積み重ねが、熱となって弾けていく。
妻が震え、全身を反らせて俺の名を呼ぶ。
俺も限界を迎え、彼女に溶け込むように果てた。
荒い息を整えながら、二人で見つめ合う。
窓の外には川のせせらぎ、虫の声。
「……やっぱり旅行はいいね」
妻が笑う。
俺はその髪を撫でながら囁いた。
「来年も、また二人で来よう」
だが言葉とは裏腹に、俺の身体はもう一度彼女を求めていた。
布団の上で再び水音が立ち始め、夜はまだ終わらなかった。
(完)
今日も一日ありがとうございました🥰
明日、
10:00〜15:00に変更なります💞
お誘いお待ちしてますねっ🎵
小説も楽しんでくださいね🥰
【前編】中年夫婦の温泉旅行 ― 再燃する夜
子どもたちが巣立ち、久しぶりに二人きりの旅行だった。
四十代後半、夫婦としては落ち着いた関係。
だが旅館に着いたとき、俺の胸は妙に高鳴っていた。
部屋には掛け流しの露天風呂。
「せっかくだし、一緒に入る?」
冗談めかして言うと、妻は一瞬ためらった。
だが、浴衣をほどくと、月明かりに映える白い肌が露わになる。
結婚して二十数年。
見慣れているはずなのに、今夜の妻はやけに艶めいて見えた。
湯に浸かると、ぱしゃりと音が響く。
湯気に包まれた妻の頬は上気し、潤んだ瞳で俺を見つめていた。
「……こんなの、久しぶりね」
呟く声に、俺はたまらず近づいた。
湯の中で触れ合う肌。
ちゃぷん……と水が揺れるたびに、二人の距離が縮まっていく。
唇を重ねると、ちゅっと濡れた音。
妻の喉から甘い吐息が漏れた。
「お湯の音……大きいわ……誰かに聞こえちゃいそう」
頬を赤く染めながらも、妻は俺の腕を握り、逃げようとはしなかった。
湯の下では、ぬちゅっ……ぐちゅっ……と音が生まれる。
二人きりのはずなのに、妙な羞恥と高揚が入り混じり、身体が熱を帯びていく。
月と星が見守る露天風呂で、俺たちは再び夫婦であることを確かめ合った。
(後編につづく)