ぐちゅ、ぐちゅと湿った音が、シーツに滲んでいく。
指が濡れた突起をなぞるたび、
彼女の腰が勝手に跳ねる。
脚のあいだから溢れるぬるい熱が、
白いシーツをじわじわ汚していく。
誰も抱いていないのに、
誰も触れていないのに、
彼女の身体だけが、奥からぐちゃぐちゃに濡れ続けていた。
見てはいけないのに、
目を逸らすことなんて、できなかった。