私はユリ。
小学3年生だ。
最近はバレーボールクラブに入って
練習に勤しんでいる。
ボールが大きすぎて
マリつきになっていたが
慣れてきた。試合にも出られるようになった。
今日はクラブが休みだが、小学生も中々忙しい。
大人達は給食食べて
走り回っているだけだと思っているだろうが
ブランコや運動場の場所取りは忙しいし
雨の日のオセロとトランプ争奪戦は激しくて嫌になる。
さらに
嫌いな椎茸とレバーが出てきた給食は最悪だ。
パンに挟んでこっそり男子にあげている。
はらぺこ男子と給食嫌いの私。
需要と供給が成り立っているのではなかろうか。
学校が終わってばあちゃんの家に行く。
風呂掃除と皿洗い、庭を掃除して
最後に耳掃除をして
200円の労働賃金を手にする。
向かう先は漬物屋だ。
奈良漬とべったら漬け
どちらにしよう
このように悩む時間も楽しい。
「おいちゃん!!べったら漬け頂戴!」
「はいよー、238円ね」
言葉を失った。
38円足りないのだ。
「ごめん、おいちゃん。やっぱりやめた(涙目)」
「どうした?足りん?いいよ、ユリ、持ってい、、」
「ここで働かせてください!!!!!!」
「なんだって??」
「店番するから!足りん分働かせて!!!
どうしても欲しい!!そのべったら漬け!!」
「あんたんとこのユリちゃん、八百屋で売り子しとるよ」
「はっ???」
「へいらっしゃい!!きゅうりもキャベツも安いよー!!!」
大慌てで迎えに来た祖母の
八の字眉毛を見て私は笑って言ったのである。
「おばちゃん、トマトひとつどうかね?😁」
「ユリ、いい加減にしない!!!」
齢十。
労働の楽しさを知った。
暑い夏の昼下がり
汗を滲ませ持ち帰ったべったら漬けは
最高の味だった。
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去年の福島での無念を晴らしてきます💐
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