先日
東北もようやく梅雨明けを迎えたそうです。
昼間、タクシーに揺られながら
うとうとしていたとき
車内のラジオからそんなニュースが
流れてきました。
明るい日差しの差し込む窓の外と
冷房の効いた涼しい車内。
ぼんやりと意識が遠のきかける中で聞く
「梅雨明け」という言葉は
なんだか特別な響きがありました。
夏休みの始まりを知らせるような
どこか懐かしい空気。
私は実家に車がなかったので
子どもの頃に家族の車の後部座席で
眠りながら遠出をした
というような思い出はありません。
それなのに
なぜだか胸の奥がきゅっとして
勝手に懐かしい気持ちになって
しまったのです。
もしかしたら、ラジオの音や
窓の外を流れていく景色
冷房の少しひんやりした空気が
誰もが持っている「夏の記憶」
のようなものを思い出させるの
かもしれません。
季節が変わる瞬間というのは、不思議ですね。
ただ梅雨が明けただけなのに
世界が少しだけ色鮮やかになったような
気がします。
今年の夏は
どんな景色を見せてくれるのでしょうか。
暑さは苦手ですが、せっかくなら、
この短い夏をゆっくり味わっていきたいものです。

