もしも私が、あなたの彼女だったら。
きっと、
何にもさせたくなくなってしまうと思います。
家事も、お仕事も、人づき合いも、ぜんぶ。
「私がいるから大丈夫」って甘えさせて、
あなたをだんだん駄目にしてしまう。
私の前では、ただ呼吸をして、
ただ触れて、ただ委ねてくれるだけでいいの。
そんなふうに、
私無しでは生きていけないくらいに
溶かしてしまいたい。
でもね、そのじっとりとした独占欲は、
時に人を壊してしまうものだから。
だから今は、誰かひとりを「特別」には選ばないようにしてます。
それでも、
もしも、
ほんの少しでいいから、
その暗がりの甘さを覗いてみたいと仰るなら。
どうぞ、私のところへ。
蕩けるような夢の端っこを、
あなたにだけ味わわせてあげます。