お客様の目を通した私を見てみたい

それはワガママでしょうか？




ふとした瞬間に、
こんな気持ちが芽生える事があります。

「お客様の目を通した私って
どう映っているんだろう？」


言葉を紡ぎ、身体を重ね
愛しさを指先にのせて
貴方様を抱く日々の中で、
その答えを知りたくなるのです。


どんな風に感じてもらえているのか。
どんな印象が残っているのか。

少しでもぬくもりや安らぎを
与えていることはできているのか……




貴方様が同性でも異性でも、
私とは違う身体であることに
変わりはありません。


どれだけ知識を得ても
貴方様のすべてを知ることはできないから

私はいつも少しずつ、
反応を手がかりに想いを重ねています。

「良く思っていてくれているのかな」
「ここ、触られるのが好きなのかな」


そんなふうに
手探りで愛し方を探す中で
ふと願ってしまうのです




「貴方様の目線になれたら」と。

それはセラピストとして
未熟な気持ちなのかもしれません。

けれど、貴方様の目に映る「私」を
知ることで
もっと深く寄り添える気がするのです。




こんな未熟な気持ちも、ちょっとだけ
許してもらえたら嬉しいです




貴方様の中に映る私が
優しいものでありますように。


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