【地図が読めても時々読み方を誤る女。】
街灯もまばらな暗い夜道を歩いていると、急に不安に感じることがあります。はじめて訪ねる場所で地図をあてにしててくてく…、あれ?ここどこだ?地図…どうしよう分からなくなっちゃった…それにしても暗いなぁ…という事態に陥ると、己の方向感覚の鈍さに呆れてしまいます。若いむすめっこではないので、そこまで怯えたりしなくてもいいのでしょうが、「今なら化かされても分からない…」というこの季節ならではの恐怖を一人で勝手に感じている次第です。自宅近くではタヌキの目撃情報(私も雨の日に移動する親子タヌキを見たことがあります)も多いので、油断はできません。
そんな不安がぬぐえないときに突如現れる人影は、一瞬ビクリとしますが、その後大変頼もしく感じます。特に夜闇に紛れられないほど派手な髪型や格好をしている方を見かけた時には安堵を覚えずにはいられません。
「ああ…派手な金髪がさんさんと明るい…ありがとうお兄さん」
「オレンジの髪に蛍光色のTシャツ…おおレディよ我が灯火よ…」
「何と目立つ反射板つきの作業着…引っ越し業者の方々おつかれさまです!」
夜道の彩りに感謝をしながら、軌道修正するのでした。
おそらくまだ化かさてはいない…と思います。
ななこ

