2024.12.19.
Thursday
HIROSHI MIKAMI / HEDWIG AND THE ANGRY INCH
こんばんは✨️ロック大好きおばさんです🎸
今年のラスト・ライブは、三上博史「HEDWIG AND THE ANGRY INCH」。
三上博史といいますと「野島伸司ドラマによく出てる俳優さん」というイメージが強いかもしれませんが、サブカルの民からすると「最後の寺山修司チルドレン」なんですよね。
かの寺山修司が直々に演技指導した最後の役者さんなのです。
寺山の残り香を纏う演者によるヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ。目が黒いうちに観ることが叶うなら、観ておかねば……と思い、行ってきました。
💋「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」は、元々、ジョン・キャメロン・ミッチェル主演・脚本・監督で、オフ・ブロードウェイにて上演していた作品を後に自身で映画化。
本邦でも幾度となく舞台化されているのですが、三上氏が初演したのは実に20年前。
ヘドウィグとして「あたしは老化したんじゃないわよ、進化よ、進化」と語る三上様の艶めかしいこと。
老化じゃなくて進化。このマインドは素晴らしいなぁ。
💋いくつかの曲は三上氏の意訳による日本語歌詞で歌われていたのですが、言葉が直接突き刺さってくるせいか、ジョン・キャメロン・ミッチェル版よりも、生々しくて痛い。
剥き出しの恥部や生傷を突きつけられているようで、なんか、これもう、ルイーズ・ブルジョアとかニキ・ド・サンファル(「赤い魔女」あたりの作風ん時)くらい、威力あるのよ。
💋「Midnight Radio」をやらないまま、演者挨拶に移行したので、一瞬「ここが両国で、あたいが新日ファンだったら、暴動を起こすぞ……」と身構えたのですが
「結局は伝えたいことって、この曲なんだと思います。
ヘドウィグとして伝えてもいいし、トミーとして伝えてもいいんだけど、今日は僕として伝えたいと思います」
という、三上様のMCで始まる「Midnight Radio」。
この流れは反則やてぇ……(号泣)。
「Midnight Radio」がどんな曲かと言いますと。
「パティ、ティナ、ヨーコ、アレサ、ノナ、ニコ
そして私
全ての変わり者たちに乾杯
あなたたちは正しかった
全ての落ちこぼれ、はみ出し者、負け犬たち
あなたたちはそのままでいい
それが完全な姿だから」
と、歪さを抱えて生きる全ての人間を全肯定する曲なのよ。
この曲を必要とする人みんなが、少しでも、自分が自分であることに傷つかずに生きていけますように、って願わずにはいられない曲なのよ。
💋今回、舞台に近いお席が取れた&三上氏が客席まで降りてきて下さったので、近くでお姿を拝見できたのですが、お顔がちっさい!
そして、痛々しいほど綺麗な方でした。
12/19の日記おしまい
投稿日:2024/12/19(木)21:45:17
2024.12.19.
Thursday
シズカンヌ映画祭 自己肯定感がアガる映画部門 最優秀作品賞
こんばんは。シズカンヌ映画祭、たった一人の審査員シズカンヌです🎥
私の大好きな映画の一つ「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」。
自己肯定感を激アゲにしてくれる作品でもあります。
そもそも、自己肯定感とは何ぞや。
「自分には欠点がない、完璧だ、優れている、と慢心すること」ではありません。
ダメな部分も含めて、ありのままの自分をそのまま認めること、です。そして、あわよくば、それすら楽しんで生きること、です。
「欠点=欠かせない点」のマインドで生きる姿勢です。
弱さやみっともなさ、至らなさ。自分で自分のお荷物を、ちゃんと請け負って生きていく覚悟です。
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「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」は、性別適合手術に失敗して、股間に手術跡のケロイドの盛り上がりだけが残ったロック・シンガーが、自分の半生を歌う……というロック・ミュージカルです。
プラトンの「饗宴」を題材に
「昔、人間は手脚が4本ずつ、顔が2つの球体だった
2人で一つの完全な存在だった
けれど、完璧なあまり驕り高ぶった人間は神々の逆鱗に触れ、体を2つに引き裂かれた
もう一度、元に戻ろうとするのが愛の起源」
と歌われる「Origin of love」の美しさ。
自分のまま生きていると何もかもが上手くいかないから、お気に入りのウィッグをつけて、メイクアップして、自分ではないスターになりきって夜を乗り切る「Wig in the box」。
自分の欠落を埋めてくれる片割れを探し求め、ズタズタのボロボロになった果てに
「空の上には空気以外何もない
神秘的なデザインもなければ
運命で結ばれた恋人もいない」
「太陽もハリケーンも雨も曇り空も
全部、自分の中にある」
と気づく「Wicked Little Town」。
それを受け入れ全肯定する「Midnight Radio」。
これは、
不完全な自分を補完しようとして、さらにズタズタにされ、より大きな喪失感を抱えて生きることになる
↓
自分の欠落を補完してくれる片割れを探す
↓
そんなものは存在しないと思い知る
↓
欠陥だらけ、ツギハギだらけの自分こそが完全体だと受け入れる
という、魂の遍歴の物語なのです。
二本足で目が二つのクリーチャー、太陽の子にも月の子にも地球の子にもなれない自分を受け入れたヘドウィグが、グラム・メイク、グラム・ファッションの武装を解除して、産まれたての偶蹄目のように歩き出すラストシーンが本当に美しい。
そして、この「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」、楽曲のレベルが異常に高くてですね、一つのバンドのオリジナル・アルバムとしても通しで聴けるくらいなのよ。
ワタクシは、オフ・ブロードウェイ版のアルバムまで購入して愛聴していました。
私は社会不適合者だけど、だからこそ、良さがわかる音楽や映画がある、と思っています。
カフカの「変身」を西岡兄妹が漫画化した際、グレゴール・ザムザが「この身になったからこそ、音楽がこんなに染み入るのか」と涙する演出が加えられていた記憶がありますが、まさに、そんな気分。
ルー・リードやトム・ウェイツやニール・ヤング、ブコウスキーやギンズバーグのカッコ良さに共鳴できない人生を、私は選ばない。
「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」の素晴らしさがわかるから、私は、この人生で良かった。そう思わせてくれる作品です。
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🖊️余談
「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」、本邦でも、何度か舞台化されているんですが、女王蜂のアヴちゃんがイツハク(ヘドウィグのパートナー)を演じた際には、正直、「え、アヴちゃんはイツハクよりヘドウィグでしょ」と思いました。
アヴちゃんがヘドウィグ演ってくれてたら、ちょっと突き抜けた舞台になると思うんだけどな。
12/19の日記おしまい
投稿日:2024/12/19(木)21:40:15
2024.12.17.
Tuesday
お題:クリスマスにサンタさんにおねだりしたいもの何かある?
即答:有馬記念で、スターズオンアース🐎✨️と川田に内枠を下さい。
こんばんは。JRAの養分です。好きな川田は将雅、好きなスティーブはブシェミです。
本日も一緒に過ごして下さった皆さん、ありがとうございました😊
サンタクロースにおねだり、と言いますと超自然的な力に願いをかける、ということですよね。
基本、アタクシは「神仏は尊んで頼らず」の精神で生きているので「自分のことは自分でしたほうが早いし確実」と考えています。
超自然的な力を頼るのは、自分以外の誰かのために祈る時にとっときたいよね。
ミスター・ピンクならぬ、ミス・ピンク帽🍑スターズオンアース。大外枠ばかり引くのですが、複勝率が高い子です。
ユウガ・マイ・ラブは、有馬の過去成績はいまいち芳しくないのだけれど、ここは一つ、大外枠じゃないスターズオンアースとどこまで馬券に食い込めるか、を見てみたいのですよ🤔
12/17の日記おしまい
投稿日:2024/12/17(火)00:40:27