こんばんは✨️シズカです😊
3月は最初の方しか出勤できなかったけど、一緒に過ごして下さった皆さん、「今月の出勤は10日までだってブログに書いてあったから💦」と駆けつけて下さった仲良しさま、ありがとうございました🥰
4月は2日から出勤予定だよ😊
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ワタクシは、観たい映画がマイ・リストに溜まっていく一方なので、一ヶ月に最低10本は映画を観ることを自らに課しています。
🎞️今月鑑賞できた映画🎞️
🎥破墓
🎥犬人間
🎥悪魔のしたたり
🎥インビジブル・ゲスト
🎥SAW X
🎥レイジング・ファイア
🎥マルセル 靴を履いた小さな貝
🍿ロング・レッグス
🍿ミッキー17
🍿トワイライト・ウォリアーズ
※🍿マークが劇場鑑賞分です。
⚠以下、感想。
🎞️「悪魔のしたたり」
70〜80年代のホラー映画の邦題って
💀悪魔の◯◯
💀死霊の◯◯
が量産されてましたよね。
「悪魔のしたたり」の原題は「Blood Sack Freaks」。
悪魔の◯◯便乗商法に頼らず訳すとしたら
「生き血を啜る見世物小屋」でしょうか。
おや、いきなり、乱歩か横溝ぽいぞ!
ストーリーはあってないようなB級ホラーですが、そっち系の性癖の方々のオカズにはなりそう。
🎞️「インビジブル・ゲスト」
ミステリーの叙述トリックの一つに「信用できない語り手」というものがあります。
聞き手もまた……。
よくできた心理サスペンスでした。
🎞️「犬人間」
「ムカデ人間」や「Mr.タスク」みたいなキワモノ映画かと思いきや、シンプルなサイコ・ホラーでなかなか良かったです。
🎞️「SAW X」
自分はSAWシリーズは1作目は大好きなんですが、2作目以降観るのやめた人間です。
今作はシリーズ既存作観てない人も、独立した医療詐欺&復讐ホラーとして鑑賞できる形に仕上がっていたと思います。
正直、「生を疎かにしている人々にゲームを通して、生の尊さを実感させる」というジグソウの動機って、余計なお世話だと思うんですよね。
「あなたが死にたがった今日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった明日」って言葉がありますが、死にたいほど辛くても、これ以上生きられないことが辛くても、自分の人生は自分で生きるしかないからこそ、人生は過酷で尊いんだよ。それを「かけがえがない」と言うのですよ。誰かの今日やら明日と取っ替えが効かないから、かけがえがないの。
だがしかし、今作のジグソウがゲームを仕掛ける相手は「治療法がない難病患者たちをターゲットにした医療詐欺チーム」です。
うん。こういう奴らにこそ、どんどんやったれ。
少しでも生きられる可能性があるのなら、と藁にすがった人々の願いを踏みにじったわけだから。
私は、ハンムラビ法典のような同害同復法を支持する人間なので、「目には目を、歯には歯を、目を潰すなら自分の目を潰した相手のを、歯を砕くなら自分の歯を砕いた相手のをやれ。敵に右頬を打たれたら、敵の下顎を砕け」が正しいと思います。
終盤、ジグソウの友人の少年が協力的だった理由に「家族が医療詐欺の被害者だったから」等、動機づけがあったほうが、説得力があったと思いますが。
🎞️「ミッキー17」
私は常々思っていたのです。
映画の中の宇宙人たちが地球にやってくる理由が「侵略」であるのは、人間的な、あまりに人間的な価値観ではなかろうか、と。
今作は人体複製技術が実用化された近未来の話なのですが、人類が地球外の惑星に降り立ってやってることがネイティブ・アメリカン虐殺やアフリカ植民地支配と変わりないのが、人類の普遍的な愚かしさを表していますね。
主人公の恋人役に有色人種がキャスティングされており、ポリコレに食傷気味の私はゲンナリしたのですが、彼女がとてもしなやかでワイルドで生命力に溢れていて、生き死にのリアリティが曖昧になっていかざるを得ないミッキーが彼女に惹かれた理由に納得してしまいました。
彼女が、惑星の先住生物を虐殺しようとする白人種リーダーに向かって
「彼らの星に来た私たちこそが宇宙人なのよ!」
と抗議するシーンがあります。
フランス、イギリスに植民地支配され、先住民が虐殺された地、グレナダをルーツに持つ女優、ナオミ・アッキーにこれを言わせるポン・ジュノの思い切りの良さに感服しました。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」的な映画かな?と思いましたが、更にコミカルでブラックで風刺に富んだ作品でした。
そしてだんだん、ダンゴムシとマンモスを足して割ったような先住生物クリーパーが可愛く見えてくる。
R・I・P ロコ。