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『せな』の写メ日記☆ |

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「気づいた目線」 |
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| [2025.06.03(火)10:39:23] |
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休憩室の扉が閉まる音と同時に、心臓が跳ねた。 そこにいたのは、職場の年下の彼。 無言のまま水を取るふりで、ちらりとこちらを見るその目が、妙に静かで、熱を帯びていた。
──まさか、昨日の投稿…見てる? そんな不安が、胸の奥でざらりと音を立てた。
「先輩、あれ…」 彼が低く呟いたとき、わたしの背筋が一気に冷える。 けれどその声は、問い詰めるようなものではなく、妙に湿り気を含んでいた。
「……あれって、見たの?」
わたしの声がかすれると、彼は少しだけ笑った。 「コメント、つけたの俺ですよ。気づいてなかったんですか?」
指先が震える。 “見たよ”ボタンを押していた誰かの中に、彼がいたなんて。 あの、濡れて乱れて、見られている妄想に溺れていたわたしを── まさか、後輩が現実の中で共有していたなんて。
「……もう削除したほうがいいと思いますか?」 なんとか平静を装った声で訊くと、彼は小さく首を振った。 「いえ……むしろ、続きが気になってたんで」
その一言で、足元が崩れそうになった。 羞恥と、快感と、なにか満たされてしまったような背徳感。 静かに、けれど確実に、境界線がゆっくりと溶けていく──。 |
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『せな』の投稿ログデータ |
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[2025.06.01(日)10:13:50] |
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[2025.06.01(日)08:23:17] |
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[2025.05.31(土)18:23:17] |
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[2025.05.29(木)20:43:30] |
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[2025.05.29(木)19:28:16] |

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