1989年。7月。北海道の旭岳と言う山に男性2人が雪山登山に行って帰って来ないと通報があり、警察はヘリコプターで捜索を始めます。すると登山ルートから少し離れていた場所に
倒木を使って書かれたSOSの大きな文字を発見します。この近くにいるのではないかと付近を重点的に捜索したところ、見事2人を発見する事が出来ました。これで遭難事故は無事に収束したのですが、ここからおかしな事が始まるんです。
この男性2名に「よくあんな大きなSOSを作れましたね?」と言うと2人は「何の話しですか?」と答えたそうです。実は救出された2人はSOSについては何も知らなかったとの事だったんです。
こりゃ大変。まだ近くに遭難している人がいるぞと再び捜索を始めます。するとSOS文字の付近から動物に噛まれたあとのある人骨が発見されたんです。
鑑定にかけると、その人骨は女性のものである事が分かりました。じゃあこの大きなSOSは女性が作ったものなのか?と推測されました。しかしSOS付近からやく5年前のカセットテープが発見されるんです。
そのテープの中には男性の声で叫ぶように
たーすーけーてー がーけーのーうーえーでーみーうーごーきーとーれーずー えーすーおーえーすー、たーすーけーてー
と助けを求める声が録音されていたんです。男女で遭難したのか?だったら男性の遺骨はどこに?となるんですよ。
だけどね?ずっと女性だと思われていた人骨が実は男性のものだった事が発覚したス。ええ〜?ですよ。鑑定ミスがあったようです。ただSOSの文字はかなり大きく、それを一人で作れるのか?そんな体力はあったのか?と疑問も残ります。
これを報道陣は「誰かが嘘をついてるんじゃねーの?」と疑い出したんです。
その時、この山をよく知る登山家が、あのSOSの場所に行く可能性は充分にあると言い出します。 実はこの山には「金庫岩」と呼ばれる岩があり、そねか岩を目安に下山する人が多いのですが、この金庫岩のすぐ近くに「ニセ金庫岩」と呼ばれる金庫岩にそっくりな岩があるんだそうです。
そのニセ金庫岩を目安にしてしまうとSOSの場所にたどり着くんだそうです。それでもマスコミは「そんな事あるわけないだろ」と山に現地撮影に行きます。しかしスタッフ全員がニセ金庫岩に騙されて全員遭難しとしまったようなんです。
人骨には骨折した跡があり、その足であんな大きなSOSはかけるのか?と今でも謎のまんまのようです。
私はSOSを作った後に骨折して作っている時は骨折してなかったのでは?と思ってしまいました。
海もこわいけどやっぱり山もこわいんですね。 山も海も自然界のものですからね。
藤井りか
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