ガイドヘルパー実習も最終日です。 最後は実際に視覚障がい者の方が来てくれます。
いくつかのミッションを課せられて、二人一組と視覚障がい者の方と3人でミッションをこなしていきます。
ミッションは エスカレーターに乗る事。 トイレに行く事。 階段の昇り降りをする事。 娯楽を楽しむ事。 公共の乗物に乗る事。 食事をする事。 買い物をする事。
でした。
スタートする前に私たちと一緒に行動して下さる視覚障がい者の方がどのぐらい見えないのか聞きます。全盲でなければ光によってうっすら見えるなど個々に違いがあるんです。私たちについてくれる方はほぼ全盲との事でした。
郡山駅前スタートだったのでまずエスカレーターに乗ります。本人に聞くと入口まで案内すれば自分で乗れるとの事でした。やっぱり手すりのカーブの感覚ですんなり乗り降り出来ました。見てる方がドキドキしてましたね。
階段もゆっくりゆっくりですがすんなりいきました。トイレはトイレットペーパーのある場所と流す場所、洋式か和式かを伝えるだけであとはお一人で用をたしてもらいます。
公共の乗物は新幹線に乗って東京まで行ってきますって訳にもいかないのでバスです。モール前まで行き、すぐに帰りのバスに乗って駅前に戻ります。
娯楽を楽しむのが悩みました。郡山駅前に娯楽を楽しむ場所なんかないし取り敢えず科学館に行きました。他のグループは科学館の中の何かを触ったりして楽しんでいました。
そこにプラネタリウムが合ったのですが目が見えなくてプラネタリウムってどうなんだろう?聞いてみるとプラネタリウムは耳でも楽しめるから行きましょうと言ってくれてプラネタリウムに入りました。
食事と買い物はピボットです。食事は時計方向に何があるかを伝えます。
6時のところにご飯。8時のところにサラダ。 12時のところにハンバーグ。3時のところにスープとお水がありますて感じです。長い針は無視します。
ピボットで野菜を買いますが量などは実際にビニールなどに入れて触ってもらって確認してもらいます。
全てのミッションを完了すると「特に危険な行為は感じず安心して楽しめた」とコメントを頂き、やり直しは回避出来ました。
私が実際にガイドヘルパーの仕事につく前にこのスーパーウルトラ方向音痴直してからじゃないと全盲の方連れて目的地に辿り着けない事も充分あり得るなと思いました。
藤井りか
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