私達の舌は、甘み、酸味、辛味、苦み、旨味、と言った5つの味を区別しています。
私はですね酸っぱいのが好きなんですよ。ショートケーキよりトコロテンの方が好きなんです。ショートケーキも好きですが。飲み物も黒酢とかトマトジュースとか酸味の強いのを好んで飲みます。レモン丸かじりなんては出来ませんが酸っぱいのが美味しい〜!と感じます。
チョコレートを食べると甘いって刺激をシグナルとして脳に伝わって認識する事が私達の身体は出来るんです。なんか凄い。
大人になるに連れて好き嫌いが少なくなる人が多いですが、これは舌の感覚が子供の頃より鈍くなっているからなんです。子供の頃にピーマンが苦くて苦手だったのに大人になると、あれ?そうでもないと感じた貴方。そう鈍くなっているんです。
これが辛味だと味覚ではなく痛みや熱さを感知する痛覚や温度覚で感じ取ってるんで「熱いっす!痛いっす!」と云う刺激をシグナルとして需要するんです。辛味は味じゃなくて刺激なんです。
辛いのが好きな人はこの刺激が脳内からでる快楽ホルモンが分泌されて、それが美味しいと感じるようになってるんですね。ピリッとした刺激が脳は身体が負傷したと感じそれを和らげるホルモンを分泌して、そのホルモンが快楽となりまた食べたくなる無限ループに陥ります。
世界で一番辛い唐辛子が「ペッパーX」というものでして素手で触ると火傷するらしいです。どんなよ?
唐辛子に含まれるカプサイシンは腸の動きを活発にしてくれて便秘や冷え性、血圧やコレステロールの低下と言った嬉しい効果もありますがやはりその場のノリとかふざけて食べる物ではないんですね。
今年、都内の高校生が学校で「18禁カレーチップス」を食べた14人が吐き気や嘔吐、頭痛を訴えて救急搬送されています。このチップスにかけた粉がタバスコの2000倍の辛さだそうです。味じゃなくて刺激ってのがよく分かりますね。
2013年にはアメリカ、マサチューセッツ州で世界一辛いポテトチップを食べた中学生が死亡する出来事も起きています。
辛さの刺激って思ってるより怖いんです。脳に繋がる4本の血管に大きなダメージが加わると「脳血管萎縮症候群」という症状を引き起こし最悪死に至ってしまう場合があるんです。
唐辛子をベースにしたハンバーガーを食べた男性も食べてすぐに頭痛、吐き気、喉の痛みを感じ緊急手術となりましたが食道に裂傷が見付かった事例もありました。
SNSで激辛チャレンジとか、辛いのを食べたりして悶絶してる姿がバズったりしているそうですが決して無謀なチャレンジはしちゃいけないですね。
俳優の中村倫也さんが激辛平気とテレビで涼しい顔して激辛料理を食べていましたが、どんな身体でどんな脳をしているんでしょうか?
人間離れしている人もいるんですね。
藤井りか
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