ﾍﾞｯﾄにお兄さんを仰向けにして､

ｵｲﾙを手に広げた瞬間の

あの静けさが好きなんだよね｡

照明はちょっとだけ暗めで､

部屋の空気が “これから始まる” って感じで

ゆっくり沈んでいくの｡

お兄さんの胸の横に膝をついて､

身体を近づけると

私の胸が自然に揺れて視界に入るでしょ？

そのたびに､お兄さんの喉が

ｺｸｯて動くのが分かるの｡

ｵｲﾙを滑らせながら

少しずつ前傾になっていくと､

胸の下がほんの少し触れて

お兄さんの肌がびくって反応するの｡

触れた部分に私の体温が移って

そこだけじんわり熱くなる感じ｡

その反応を見るのが好きで､

わざと呼吸をゆっくりにして

胸が上下するﾀｲﾐﾝｸﾞを合わせながら

お兄さんの腕に “むに” って押し当ててみると…

一瞬､目が泳ぐの｡

でもすぐにこっちを見て

耐えきれないみたいに息が漏れるの｡

｢そんなに我慢しなくていいよ？｣

って耳元で言ったら､

お兄さんが声にならない声で息をのんで

指先まで力が入ってた｡

胸を滑らせるたびに

肌が吸い付くようにくっついて

離れるたびに小さく音がして｡

その度に､お兄さんの腰が

ﾍﾞｯﾄﾞの上でゆっくり動いちゃうのが

なんか可愛くて｡

最後は､

私が胸でそっと挟むみたいに近づいたら

続きは､またね｡